上野駅構内のコンビニ「NEWDAYS」うーむ、東京駅の大丸地下で酒・つまみを買っておけばよかった……

●上野駅で酒・つまみをゲットも風情なし

乗車前に酒とかつまみとか入手するじゃないですか。でもね、上野駅だっつーのに、こんなJR系のコンビニで買っちゃったんすよ。旅の風情ゼロ。というか、近くにユニクロとかMUJIとかあって、「♪上野発の夜行列車ぁ~~」とかけはなれたイメージ。こんなことなら、立ち寄った東京駅地下街でなんか買ってくればよかったよ。

●ラウンジカー連結してないの?!

物資補給も完了したところで、自分の個室に入ったところ、「ラウンジカーは車両故障により、本日は連結しておりません」という寂しい車内放送が。ちなみにラウンジカーは、イメージとしては、バーのカウンターの向こう側が車窓、という、食堂車と別に用意された専用の車両。ラウンジカーで、深夜に夜空を見ながら酒を飲むという野望を密かに描いていた私としては……。とほほ。夕食も価格が一番安いケータリングにしちゃったし。このままではカシオペアらしい「豪華寝台特急」が楽しめないのか? ノートパソコンと戯れるままなのか?

●ビーフシチューに舌鼓、食後の後片付けも堪能

ビーフシチューとお新香なかなかの夕食。ワインは赤をお願いしました。でも、このメニューでお新香が付いている理由がわからない食後のゴミ袋食後の図。専用の白いゴミ袋に入れて、普通の駅弁のように捨てます

18:00すぎに夕食が届きました。まぁ車中で、かつケータリングだから、それぞれの料理がお弁当のようなパッケージになっているのはしょうがないですね。でもビーフシチューは肉が柔らかく、サラダはカニが入っていたりとなかなかの内容。でも、このメニューでなぜお新香が付いているのだろうか。普段は18:00などという早い時間帯に夕食を食べないので、すぐにおなかいっぱいに。とりあえずワインとチーズを後の時間のために残しておきました。

ほいで、ケータリングにはオチが。これって弁当みたいな扱いなので、食後は自分で「ゴミ」として片付ける必要があります。それ専用のゴミ袋に入れて「部屋の片隅に置くか、車両端のゴミ箱に捨てて」(従業員)とのこと。さて、私も食事の亡骸を、袋に入れて捨ててきました。

この後、シャワー室へ。事前に購入したシャワーカードを機械に差し込むと、7分間分シャワーからお湯がでるというもの。「ON」「OFF」ボタンがあるので、こまめに切り替え時間を稼ぎつつ、体をさっぱりさせたのであった。

●目が覚めると吹雪の青森

吹雪の青森駅寝ぼけ眼で撮った青森駅。この写真ではわかりづらいですが、吹雪がすごかったのです

ベットメークをしてゴロゴロしていたら、寝るつもりはないのに寝てしまいました。気が付くと盛岡だったので、とりあえずトップページを更新。この時点では、函館駅に着いたら起きようかと思ったので、もう一度寝ました。

……ところが、しばらくすると寒さで目が覚める。窓の外を見ると吹雪じゃありませんか。見事なまでに雪景色。個室に備え付けのテレビを、カーナビ画面に切り替えると、もうすぐ青森駅のようです。青森駅に着いてから撮ったのが右の写真。「目が覚めると風景が一変」というのは、寝台列車ならではの驚きですね。一気に北国に来た実感が湧いてきました。

そして、オタク・モバイラーですから、PHSは駅近くでないと使えないので、あわてて更新(何を急いでいるんだか…笑)。

●うるさいトンネルを抜けるとそこは北海道

窓の外には朝焼けの海がいよいよ北海道に。長万部を過ぎたあたりで目が覚めると、車窓には海が。寝起きでパッと見たときは、雲が山に見えてしまいました

青森駅を出てしばらく走ると、青函トンネルに入ります。青函トンネルに入ると、景色もなにもコンクリートの壁。そして轟音! こりゃ深い眠りについていない限り起きてしまいそうですな。でも、コンクリートと轟音を肴に(?)ワインを飲んでいたら睡魔が……。目が覚めると吹雪の函館。4:30ぐらいだったので眠くてしようがなく、また寝て、そしてまた起きると、なにやら朝焼けが。「ん?山に朝日が照らされているのかな?」と思ったら、海の上に浮かんでいる雲が朝焼けで山のように見えたようです。長万部を過ぎたあたりでした。

●朝食はサンドウィッチ売り切れで断念

さて、朝食は、金をかけずに、車内販売の500円サンドウィッチにしようかと思っていたら、私のいる7号車までに売り切れとのこと。「ほかに軽い軽食はありませんか?」と聞いたら、「幕の内弁当なら煮物とかがありますよ」と、訳わからん従業員の返答。とりあえず、無料のモーニングコーヒーだけもらう。さてはて、カシオペアは札幌に到着しまいた。次はたった1時間しか見られない「さっぽろ雪祭り」だぞ、と。