オホーツク紋別空港札幌・丘珠空港から約45分でオホーツク紋別空港に到着。「今日は暖かく、マイナス4度」(空港職員)とのこと

●紋別は快晴、気温はマイナス4度

札幌・丘珠空港と飛び立つと、30分ほどでオホーツク海に面する紋別市の上空に到達です。快晴で、太陽の光で海が輝いてます(あれ?)。飛行機がオホーツク紋別空港に到着したのは、定刻より10分ほど早い12:05。空港前で待っているバスで、一路紋別市街へ。

紋別バスターミナルにやってきました。今晩宿泊する紋別プリンスホテル(注:いわゆるプリンスホテルのグループとは関係ありません)にチェックインするには早いので、とりあえずコインロッカーに荷物を入れたり。あともう少しで13:00なので、昼食を取る事にします。

●政寿司のカニシューマイ最高!

写真右がカニシューマイY氏絶賛のカニシューマイ(右)。やわらかく弾力性に富んだ皮に包まれ、噛んだときに口に広がるカニの甘みがたまりません

目指すは「はまなす通り」。会社のYが「これは絶品!」と太鼓判を押す「カニシューマイ」を出してくれるお店に行くためだ。ただ、肝心の店の名前を覚えてないY。メールで

はまなす通りを来たから入って,
ちょっと行ったところの右側の店。
店名不明。和風な感じ。
ちょっと奥まったところに店があり,
店の手前は3台分くらいの駐車場スペース。

という情報と大まかな地図をもらっただけ。で、見つけました「政寿司」!和風っつーか、モロ寿司屋じゃんかー。店に入り、「1名です」と言うとカウンターに通されました。目の前で板さんがテキパキと寿司を握っています。いやぁ、気が小さい私は、寿司以外のものを注文するのでドギマギしてしまいました。そして、頼みましたよ、カニシューマイ。で、食べましたよ、カニシューマイ。

お……、オ・イ・シ・イ!

おっと、これ以上はここには書けません。紋別にお越しの際は、政寿司のカニシューマイをお一つどうぞ。あ、もちろん、お寿司もおいしそうでしたよ。板さんもとってもユニークで楽しい方だし。

●紋別版雪祭り(?)「流氷まつり」の結婚式

流氷結婚式ガリンコステーションそばの会場で「もんべつ流氷まつり」が開催していました。タイミングよく「流氷結婚式」のイベントが見られました

ガリンコ号Ⅱが出航する港、「ガリンコステーション」は、紋別市内からバスで10分ほどのところにあります。紋別バスターミナルの窓口で「何番から何分に出ます?」と聞いたところ、「無料券をどうぞ」とコピーで作ったと思しきチケットをもらいました。本来200円かかるバス代がなぜか無料に。シーズンなのでキャンペーンをやっているそうです(稼ぎ時のはずなのになぜ?)。

バスに揺られてガリンコステーションに到着。事前に予約したガリンコ号Ⅱの出航まで、まだ少々時間があります。ガリンコステーションの隣で「もんべつ流氷まつり」が開催しているので、立ち寄ってみました。内容は、さっぽろ雪祭りの氷版といったところ。こちらもさっぽろ雪祭りと同じく、今日が最終日。最後の目玉イベントらしい「流氷結婚式」をやっていました。

●いよいよガリンコ号Ⅱに乗船、え?「ご覧頂けません」?

ガリンコ号Ⅱさぁ流氷砕氷船「ガリンコ号Ⅱ」に乗船です!でも、海はとっても青いのだカモメの群れ(オバちゃんウザ)流氷はほとんどありません。でもカモメがたくさん飛んでいていいカンジ流氷上で羽を休めるカモメ流氷は湾内に取り残されたものだけ。見られないよりマシ、だな

さぁ、ガリンコ号Ⅱに乗船です。乗る前にチケットを購入するのですが、窓口のおねぇさんが「ご予約の○○さまですね。あのですね……」とのっけから申し訳なさそうな顔。「本日乗船されても流氷はご覧頂けないのですが、いかがいたしますか?」

えーーーー。マジ~~~~~?

と驚いたけど、いや、よくよく考えてみれば、オホーツク紋別空港に着陸する際に、真っ青な海が見えてたじゃないですか。でもここまで来たからには、まぁ乗るでしょう。単なる観覧船と思えばいいわけだし。流氷がないということで少々ガッカリしながら乗船しましたが、結果からいうと意外や意外、そんなに悪くなかったです。

湾内に取り残され、溶けかかった流氷をかきわけ(ってほど流氷ないっすけど)てガリンコ号Ⅱは進みます。それだけじゃ、「なんだよ、流氷ごっこかよ」となるのですが、カモメが船を追いかけるようにたくさん飛んでいます。このカモメを無心で見ていると、普段都会の喧騒の中暮らしていることを忘れさせてくれます。天然記念物だというオジロワシも1羽だけ見つけたり。ちっとも動かなかったけど。

デジカメで写真を撮ろうとして、コートのフードや手袋を外すと、とたんに寒くてしようがない。冬の海を体感できるこの厳しい寒さも、楽しい体験でした。

ガリンコ号Ⅱを下船後、物産コーナーで土産用のカニを購入。先ほど登場したのY(政寿司を教えてくれたカレ)が、旅行前に買ってきてくれとうるさく言っていたので、Yの分も購入。ときどき世話になる自分の親とかにも送ったり。クール宅急便で配送をお願いしときました。

●何度もこけそうになりながら紋別プリンスへ

裏道アイスバーン(右手奥が紋別プリンスホテル)紋別プリンスホテルへの道の選択を誤ったがため、完全アイスバーンの裏道に入ってしまった……つるつる

ガリンコステーションから紋別バスターミナルに戻り、コインロッカーに入れた荷物を取り出し、紋別プリンスホテルへ向かいます。んがー、道がすべるぅ~~~。勘違いしてウラ道を歩いてしまい(本当は大通りだけで行けた)、路面が完全にアイスバーンという過酷な状況。カニ歩きしようがなにしようが、微妙にバランスを崩すと、即、転倒。スケートがほしかったカモ。

試練はここまでで、ホテル内はとても快適。なにしろ温泉がありますし、露天風呂もある。氷点下の中、露天風呂に入ると、頭さっぱり、体ぽっかぽか。かなり気持ちがヨイ。露天風呂に入ったときはすでに日が暮れていたので、星空を見ながら浸かっていました。まぁ、なにぶん市街地なのでそれほど星は見えませんでしたがね。

夕食に出たカニ尽くしの料理は、もう腹いっぱいなりまくりで大変なぐらい。写真も撮ったけど、ちょっと贅沢すぎるので(マジ)ここには載せません。……というかページが長くなりすぎたのもありますが。

温泉の露天風呂でさっぱり、カニたらふくでおなかいっぱい、この2つの要因が重なり、ベットにゴロリとしたら、あっちゅーまに寝てしまいました。でも、明日は8:45発のバスに乗って宗谷岬、そして稚内空港に行かねばなりません。0:00前に目が覚めたので、エイヤッとアラームを6:00にセットして、ページを更新して(なんだかなぁ)、3:00前に今度こそ寝たのでした。ぐうぐう、3時間睡眠じゃ。